溶融亜鉛鍍金とは
”ようゆうあえんめっき”と読みます。英語名は”Hot -Dip Galvanize”といいます。
一般的には”てんぷらめっき”、”どぶめっき”と呼ばれています。これは作業工程が料理の天ぷらに似ているからとか、めっき中に亜鉛釜に”どぶん”とつけるところから、擬似表現としてどぶめっきなどと呼ばれるようになりました。
溶融亜鉛鍍金の長所
鉄は様々な分野に利用されています。
しかし鉄は腐食、つまり「さび」が進むと構造物や製品の強度を低下させ、寿命を損ねます。
溶融亜鉛めっきは鉄の表面に亜鉛皮膜を作り、鉄と空気によって発生するさびの発生を遮断します。溶融亜鉛めっき処理をしておけば、使用場所にもよりますが約10~30年の防錆効果があるといわれています。
また長期の防錆効果が期待できるためコスト的にも塗装等、他の防錆処理よりも安価で出来ます。
現在では環境の劣悪な場所(海・川など)はもちろんのこと、建築資材や個人の住宅の部品などにも使用されるようになってきています。
今後、ますます我々の生活において重要な役割を担っていくものと思われます。